【飛生の森づくりプロジェクト】
(2011-)
― アートの森づくり ―
旧飛生小学校の校舎裏に残る森は、かつて、子どもたちの格好の遊び場でした。
多くの動物や植物に触れあいながら、探検ごっこや鬼ごっこをするなど賑やかな森でした。
ですが、廃校とともに人々は去り、いつしか笹が伸び放題の放置林となっていました。
再び、子どもたちが自然に触れあい、遊び、学び、集える森として未来に繋げたい、
このような思いから、「飛生の森づくりプロジェクト」をスタートさせました。
2011年は、まず森の中に人が入る為の散策路をつくりました。
2012年からは、Tupiuという黒い鳥が存在する「森の神話」に基づき、"森の住人"の暮らす世界をつくりはじめています。
2013年には高さ10mのトーテムポール"Tupiu TOWER"を地域の人たちの手を借りながら立てました。
2014年には森の住人の家"Tupiu HOUSE"が完成しました。
2015年には森の住人のピザ窯”Tupiu OVEN”や菜園"Tupiu FARM"が完成しました。
2016年には黒い鳥を迎える鳥の巣"Tupiu NEST"や森のテラス"Tupiu TERRACE"が完成しました。
2017年には”Tupiu NEST”の中に卵が現れました。
森に作品を点在させるようなアートの森ではなく、森自体が時間と共に変化していく一つの作品として考えています。
また、このプロジェクトは、森づくりを通して人が森から様々なことを学び、
自然と人との共存を探していく取り組みでもあります。
これまでに、多くの人達の協力でこの森づくりを続けてきました。
飛生アートコミュニティーに集まる仲間たちだけではなく、地元の方々や専門家の方々の協力も仰ぎながら、
時間をかけて夢の森づくりを続けていきたいと思っています。
― 参加者の特徴 ―
多くの人達が集まります。
現在までに約187人/延べ約982人の人達が参加しています。
多彩なジャンルの職種の人達が集まります。
サラリーマン・アーティスト・造園家・カヌー職人・大学生・デザイナー・建築家
医療関係者・地元の行政関係者・地元町内会の方々・地元ボランティアの方々・定年退職後の方々・専業主婦・他多数
様々な地域から集まります。
白老町・苫小牧市・登別市・室蘭市・札幌市・長沼町・小樽市・幕別町他
楽しみながら活動しています。
森づくり作業終了後には、白老の温泉にみんなで行き、夜は畑で収穫した野菜などを使ってBBQをして交流を深めています。